8日は、沖縄で雲が広がりやすい見込みですが、九州から北海道は晴れ。最高気温は、平年並みか高い所が多く、九州から近畿だけでなく、東北や北海道でも夏日になる所がありそう。
8日の天気 晴れる所が多い 吹く風が薫るよう
8日(木)は、日本列島を覆いつくすくらい大きな高気圧に覆われます。
沖縄では、高気圧の中心から離れるため湿った北東の風が吹きやすく、雲が多い天気ですが、晴れ間があるでしょう。
九州から北海道は、日中は晴れる所が多い見込みです。近畿南部では日中に雲が広がりやすく、九州や北陸、東海の一部、それに北海道では朝晩を中心に曇る所があるくらいです。
午前中限定ですが、北海道の広い範囲で、濃い霧が発生する所がありますから、物流などで活躍されるドライバーの皆さんや小型漁船などを操縦される皆さんは、ご注意下さい。
日本列島各地の降水確率(雨が降る確率)は、沖縄で30パーセント(これも低い部類)の所があるほかは、南から北までの広い範囲で10パーセント以下です。こんな日は、ちょっと珍しいのです。
8日の気温 全国の半数近くは夏日
けさは、高気圧に覆われてよく晴れていたことや、この時期としてはやや冷たい空気の影響が残っていたために、関東甲信地方から東北や北海道の内陸部や標高が高い所で氷点下の冷え込みになりました。アメダス地点の全体に比べると1割くらいですが、5月になって一番の多さでした。
最高気温は、北海道から東北と関東周辺の主に沿岸部で20度を下回る所がありますが、多くの所は20度以上です。最小湿度が50パーセントを下回る所が多く、札幌は18パーセントの予想です。吹く風が心地よく感じられる所が多いでしょう。ただ、北海道から九州・沖縄まで、気象庁や各気象台が発表する予想気温地点で、約半数では25度以上の夏日の予想になっています。
5月は、体が暑さに慣れていない時期ですから、屋外や屋内を問わず作業をされる方は、特に熱中症にご注意下さい。
お部屋の中でも、小さなお子さんや高齢の方々は、のどの渇きを気づきにくいとされています。そんな方々には周りの方が気を配ってあげましょう。休校やテレワークで在宅の皆さんも、マスクをかけていると、つい水分補給を忘れがちになります。どなたも、こまめな水分補給を心がけてください。
日本気象協会 本社 高橋 則雄
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